再婚禁止期間をご存知でしょうか。女性だけに規定されているものであり、女性差別、平等権を定めた憲法に違反しているといわれてもしょうがないように感じます。その女性が再婚した後に子どもが生まれた場合、先の夫の子どもなのか後の夫の子どもなのかを判断する目的で設けられています。

男性が再婚する場合、このような問題は発生しませんので、この条文はもちろん女性だけに適用されるものです。女性がもし妊娠していれば、離婚→すぐ再婚となると、生まれてきた子供がどちらの男性が父親かわからないというわけなんです。だから６ヶ月の再婚禁止期間が設けられているんです。

６ヶ月の再婚禁止期間があれば、離婚後の妊娠でどちらの男性が父親かどうか判断できるという明治時代の考えいですが、現代の常識には当てはまらないことです。再婚禁止期間の例外として、離婚する前から妊娠していた場合、夫が失踪宣告を受けた場合、などが例外として認められるようです。

また、再婚する男性が前の夫である場合もこの法律は適用外となります。なぜかという理由は説明不要でしょう。このようにこの法律が適用外となるケースは多々ありますが、とりあえず、再婚をする女性には再婚禁止期間というものがることを知っておきましょう。